復活とデビュー10周年を飾る新作とともに
活動再開後初の来福ライヴ決定!
空想らしさの中に光る、11年目のタフネス。

空想委員会

取材/文:山崎聡美

復活とデビュー10周年を飾る新作とともに<br>活動再開後初の来福ライヴ決定!<br>空想らしさの中に光る、11年目のタフネス。

2年間の休止期間を経て、2021年4月、バンド活動の再開を宣言した空想委員会。パンデミックの真っ只中での、よもやのライヴツアーから始まる復活劇は、驚きと、それを上回る歓喜をもって迎えられた。そして、インディーズデビューから丸10年後の昨年12月29日、全12曲書き下ろしの新作アルバム『世渡り下手の愛し方』をリリース。復活とデビュー10周年を飾る同作を携えての全国ツアーも決定した。多くのバンドがその在り方について自問自答を繰り返す状況の中、彼らはどんな決意を胸にリスタートを切ったのか。三浦隆一(Vo,Gt)・佐々木直也(Gt)・岡田典之(Ba)に訊いた。


──活動再開が昨年4月で、すぐに“社会復帰”と銘打ったツアーをされたのち、昨年末に新たなバンドの全貌が見えてくるような新作をリリースされました。聴いて、現在のバンドの情熱や挑戦、面白さをしっかりと感じられるアルバムだなと。


佐々木:ああ~、ありがとうございます!


──でも、まず気になるのは、なぜこのタイミング、パンデミックの最中での活動再開を決めたのか?ということなんですが。


岡田:やっぱ、そうですよね(笑)。


佐々木:確かにこの状況下で、みんなの気持ちも下がってきて、解散とか休止とかするバンドも多くなって…バンドどころか音楽業界全体が沈んでいってて。音楽ができる環境も少なくなっていって、いつ(音楽活動やバンドが)できなくなるかっていう状況にもなったじゃないですか。もう、一生できないかもしれないっていうぐらい、世の流れが全然わかんない状況に置かれて。そのとき(パンデミックとは関係ないところで)空想委員会は“現体制終了”って形で終わったままだったので、どちらにせよ、ケジメはつけなきゃいけないなと思ってたんです。このまま解散するのか、活動再開するのか、お客さんには示さなきゃいけない。そこでやっぱり、一生できなくなる前に(空想委員会を)やりたいなって気持ちがすごく強くて。なので、そのタイミングでまず岡田くんに声かけて。そしたら「俺はいつでもいいぜ」って言ってくれたんで、三浦くんにも声かけて。実際、活動休止からの復活って、(2年という短いタームでは)あんまりないじゃないですか。僕らの音楽を聴いてくれてたお客さんにも、少しでも元気出してもらえたらなっていうのもあったんで、まさかのこのタイミングで、復活するということを決めました。


──リスナーに対する思いは、けっこう強いものだったんですか。


佐々木:そうですね……なんか、いっつもいっつも支えてもらってたんで。恩返しじゃないけど、でも何かを返せるとしたらこのタイミングじゃないかなって。なので、(周囲からすると)意味わかんないこのタイミングでの再開になりました(笑)。


──バンドができなくなる前にもう一度やろうと、3人揃ってその決断をわりとスムーズにできたというのは、2年前活動休止をしなければいけなかったにも関わらず、空想委員会というバンドに対する信頼はずっと変わらずあったということでしょうか?


岡田:そもそもこの3人でバンドを始めたときって、単純に音楽が好きで、仲の良い、気の合うメンバーで音楽やってたっていう感覚で。その部分の感情はずっと変わりはしなかったんですよ。いろんな環境の変化で、立場も変わって、考えなきゃいけないこととかはそれぞれあったと思うんですけど、根本的な部分は変わってなかった。だから声かけられたときは、またやろう、すぐやろうって返事できたんですよね。


──それでもいったん休止は必要だとバンドが判断したのは、なぜだったんでしょうか。

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三浦:あ、休止したいって言ったのは、完全に僕だったんです。当時の気持ちとしては、寧ろ、空想委員会というバンドは残して、僕だけ辞めて、他のヴォーカルを入れて続けてもらったほうがいいやってぐらいだったので。それは……仕事として音楽をやる難しさみたいなのがけっこうあって。責任もありましたし。音楽が好きで始めたのに、音楽と接してるのがだんだんキツくなってきちゃったんで、2人には申し訳ないけど、1回ちょっと辞めたいんだって話はしましたね。だから、休止したときは僕はもう(バンドから)足を洗って、サラリーマンになるつもりでした。実際、なりました。


──そうでしたか。


三浦:それで、サラリーマンとして(音楽業界の)裏方の仕事やったんですけど、でもやってみたら……これまた言い方がアレなんですけど……他のアーティストさんのサポートをしてると、コレ、俺がやったほうが絶対面白くなるとかけっこう思っちゃって(苦笑)。だったら、自分でやろう、と。(自分がやるなら)もっと上手にやるし、もっと面白くやるし、っていうのはありました。昨年末でデビューしてから10年経ったんですけど、その間の経験とかもあるので、俺の方がもっとやるでしょ!ってのはずっと思ってましたね。……ダメですけどね、そういう思想は。裏方としては。


(一同爆苦笑)


──確かに、裏方としては……。


三浦:はい。ダメなんですけど、ずーっとそんなこと思ってました。


──でも、そう思いながらも表面だけ取り繕って裏方続けるより、そこを自覚してバンドに戻ることはすごく健全なのでは。


三浦:そうですね……裏方として、真摯にやってない感じも申し訳ないし、俺の方ができるって思って続けるのもヤダし。だったら、もう1回やろうって。だから、声かけてもらったときにすんなりと返事ができました。一度止まったから、戻れた感じはありますね。


──再開のときの3人の「またやろう!」っていう熱は、しっかりと合致したんですね。


佐々木:だからまぁやっぱ、休止は必要だったことで。休止したからこそ(バンドについて)考える時間もあったし。メジャー行ってからは制作とツアーに追われる目まぐるしい日々だったんで……もちろんそれは、ミュージシャンとしては本当に幸せなことなんですけど……俺らにも必要な休みだったなと思います。きっかけは三浦くんだったけど、休んでみて、やっぱ自分の家みたいなバンドだってこと、それこそ大事なものは失ってから気づくじゃないですけど(笑)、そういう思いにもなったんで。今、復活して、これがいちばんいい方法だったんだろうなと思います。


──今の空想委員会は、3人の、帰る場所としてのバンドになった?


佐々木:僕と岡田は、音楽のいろんな現場でも仕事してきましたけど、やっぱり、特別だなっていう気はしますね。他の現場は、ドライに言えばお仕事としてしっかりやらせてもらってるんですけど、空想は、岡田くんがよく言ってるんですけど、“ホーム感がある”という感じです。


岡田:“家のこたつ”感ね(笑)。


──いいですね。ほっこり、あったかい。


佐々木:ライヴの雰囲気も全然違うんですよ。復活して久々に空想としてライヴやったんですけど、全然、空気感が違う。その空気感はこの3人の、空想のライヴだからこそなんですよね。


──実は、新しいアルバムを聴いて、休止前よりも音が伸びやかというかしなやかというか、メンバー間の演奏に対する緊張感は保ちつつも、大きさや余裕があるように感じていたんですが、それはそういうホームであることの安心感からくるものなのかもしれないですね。


佐々木:あ~、そうかもしれない。


岡田:活動休止中に、それぞれがやれることをやってきたので、そこで得た自信とかもあると思います。それを持ってホームに戻ってきたので、休止前よりかはそれぞれが大きくなれてたっていうのは、レコーディングしてみて気づきましたね。三浦さんなんかもね、音楽活動からは離れてたけど、いろいろなことを経験して、遊び心が甦ってきた感がけっこうあって(笑)。


佐々木:レコーディング、楽しかったですね。久々の“せーの”録りだったっていうのもあって、レコーディングの面白さも感じました。


──一発録りのレコーディングっていうのも、もはやその行為自体がすごく貴重で、豊かなものなんだと、昨今はあらためて思います。


佐々木:そうなんですよね~。いろんな制約がある中での今の主流は、個人個人で録った演奏を合わせて編集していくやり方ですもんね。


──三浦さんは、この活動再開やレコーディングを通してあらためて感じた変化とかありますか?


三浦:やっぱ裏方を経験したら、今まで知らなかった、誰かにやってもらってたことがわかるようになったので、別の意味での責任というか、休止前だと売り上げを上げないとスタッフさんを養えないとかそういうのがあるから……なんて言ったらいいか、ライヴやるにしても、80点を平均して取るみたいな感じのライヴを、活動の後半はずっとやってたんですよ。大コケしないけどホームランもない、みたいな。まあいいよねみたいなライヴをやり続けるんですけど……裏方やって思ったのは、そんなことやってるアーティストのサポートしたくねーよってことで。“こっち(裏方)が支えるから、表(舞台に立つ側)の人は、フルスイングしてホームラン狙え!”っていう、やっとそこ(の気持ち)がわかったので。だから僕としてはホント、100点、120点狙うぐらいのパフォーマンスをしないと、申し訳がないというか。そこに思考が行けたことで、レコーディングにもすごく影響がありますし、今ライヴやってても、すべってもいいからフルスイングするみたいなところはすごくありますね。


──ちょっと、いや、すごい驚きです。休止以前、平均点を取り続けなきゃいけないというふうに思ってたこと、そんな背負い方をしてたってことが。


三浦:や、たぶん、みんなはそうじゃないと思うんですけど、僕はなんかその……1回でも失敗したら、黒星ついたら終わりって思ってた。だから失敗しないようなことをずっとやってる感じはありましたね。それは僕だけかもしれないですけど。


岡田:真面目ですよねぇ。


──真面目だし、ある意味堅実というか……どちらにせよ、それはキツかったろうなと思います。


三浦:当時対バンしてたバンドは平均値が高くて、コンスタントに100点を取り続けてみんな売れてったんですよね。でも僕は、失敗しないように守りに入って、それでホンットに面白くないことになっちゃう。そこは2年休んで、ああ、それじゃあつまんなさすぎるよなって、感じたとこですね。


──だから今は、やるなら出し切るしかないという思考で、活動再開という新しい舞台に立っている?


三浦:そうですね。だから、歌詞に関しても、歌いたいこと歌うし。それこそ、今回のアルバムに佐々木が作った『1783』という曲があるんですけど、アレなんかホントもうふざけてて。“イナバサン”のことを歌ってるから“1783”っていうタイトルにしちゃったぐらいなんですけど。


──あ~!どういう意味があるのか聞きたいと思ってました(笑)。


三浦:B’zの稲葉(浩志)さんの大ファンなんです、佐々木が(笑)。


佐々木:ははははは。


三浦:こうやって言っちゃうとすべっちゃうんですけど(笑)。でも、そういうフルスイングもしたいなっていうのはけっこうあって。だから、歌詞も変わったし、ライヴのやり方にしてもちょっと変わったところはあると思います。


──そこはぜひ、6月の福岡のライヴで確かめたいですし、ファンの方々にこそ確かめていただきたいところですね。ちなみに、三浦さんのフルスイングの軸となるのは、自身のこれをやりたい!という欲?


三浦:そう、いや、そこの点でいうと、自分のやりたいことで、スタッフさんとかがびっくりしたり、“そこやる?!”みたいな意表を突かれたりしないと、応援する側としては応援し甲斐がないだろうなっていうのは思うので、どこかでスタッフさんの想像を超えるようなところを狙ってやる感じですかね、僕個人の感覚としては。今まではお客さんに向けて、お客さんが喜んでくれたりびっくりしてくれたりしたらいいなって言ってたのが、スタッフさんも含めてのものになってるというか。……休止前に、スタッフさんからよく言われてたんですよ、「もっとやりたいことやれ!」って。なんにも言わないんで、僕が。それこそ平均値を取ろうとするから、攻めないんですよ。やりたいことも言わなかったから、ずっと「もっとワガママ言え!」って言われてて。「それを支えるのが俺らの仕事なんだから、3人はもっとガンガン主張しろ」って言われてた意味が、やっと今わかった感じです。裏方やってみて、“あぁ~、そういうことか”と。今だったらわかります。それくらいじゃないとつまんない、“空想の3人と絡んでたら、ずっと面白そうだな”って思わせないとヤバイなっていうのは、ありますね。それはスタッフさんもファンの方も同じなんですよね。この3人と一緒にいればなんか楽しそうみたいなものをずっとやり続けたいなっていうのは、今はすごく強くあります。 



復帰作となった新作アルバム『世渡り下手の愛し方』は、タイトルといい、まんのみさき氏によるジャケット画といい、彼らのインディーズデビュー盤『恋愛下手の作り方』を彷彿とさせる。1曲目の『全速力ガール』を聴いた瞬間、強烈な自我と持て余す感情に突き動かされるように音を鳴らし、誰しもが持つヘタレな部分に寄り添い、さらに鼓舞してきた空想委員会というバンドの真っ直ぐな音魂が、2年間をひとっ飛びにして胸に転がり込んでくる。それは、決してあの頃の焼き直しじゃない。生活と地続きの歌である所以のリアリティーとバンドの再生に臨むタフネスを伴った、現在進行形の空想委員会の音だ。空想委員会の11年目の幕がいよいよ開いたのだ。



佐々木:『全速力ガール』ができた時点で、他の曲は何をやってもいいなっていうのはあって。10年やってきて、空想委員会らしさをしっかり出すって、逆に難しいんです。たとえば『マフラー少女』って曲がすごく人気があるんですけど、アレを今書けって言われたら絶対書けなくて。あの青さや、何もわかんないまんま一生懸命作ってる感じは、今はもう出すのは難しいんですよね。けどその根底にある空想らしいパッションとかノリ、そこを、今の空想委員会で、『全速力ガール』で出すことができたから、もうこのアルバムオッケー!みたいな気持ちになれました。あとはもう好きに、アレンジして、楽しんでやれたらいいなって感じで作れたと思います。

空想委員会 / 全速力ガール Music Video

──空想らしさに根ざしながら、アレンジは今の時代にアップデートされて。各々のソングライターとしての個性も面白く、振り幅広く表現されているように感じました。


岡田:アレンジに関しては、3人ともそうだと思うんですけど、特に何も気にしないでやりましたね。自分が思う、今回の空想のアルバムで各々がこうしたいっていうことをぶつけて混ぜて、作り上げたって感じなので。3人でこうしようっていうんじゃなく、それぞれの考えで作っていきました。復活作だから空想らしさっていうのは意識して。で、昔作った曲を好きって言われることもけっこう多いので、それを超えながら《らしさ》を感じさせるような曲を作るのは、さっき佐々木が言ったみたいに難しいんだけど、そこに挑戦しつつ今の空想としての曲をやるっていうのが、やっぱりいちばん考えたことですね。バンドの伸びしろも、ソングライティングのフィールドも、俯瞰して見られたときって、けっこう強いと思うんですよ。こういうことだったんだ!ってわかると、あとはそこを調べたり勉強したりするだけなので。この2年間はそのために費やせたし、今作ではその部分を巧く出せました。


三浦:僕のメロディーに関しては、デビューの頃から何も変われてないと思います。やってること、ずーっと一緒です(笑)。しかもアレンジは2人に任せちゃうので、僕はもうホント、“好きなメロディーできたー!イェーイ!…お願いします!”しかないんですよ(笑)。だから今回も、僕の曲の幅が広いって思ってもらえるんだとしたらそれは2人の力ですね。だからメロディーに意図的なことはあんまりないんですけど、ただ、歌詞に関しては今回、こうしてやろうというのはけっこうあって。『大河の一滴』の歌詞は、岡田のプライベートな部分のめでたいニュースが連発したんで、その話聞いたら、そういう歌詞になって(笑)。で、佐々木の曲にしてもやっぱ、佐々木の生活とかがやっぱり書きたいテーマになるし。そういう発想は今までより自由に、2人の曲だから2人のことを歌おうとかはけっこうありましたね。あとは、『全速力ガール』がいちばんわかりやすいんですけど、やっと……《三浦、ロック・スターになる準備できました。》って感じなんですよね、今(笑)。“俺についてこいやー!”っていう思いがあるので、まぁ『全速力ガール』って僕が誰かに引っ張られてる歌詞ですけど、実は俺自身が“全速力ガール”になりたいっていう。“俺が引っ張ってくぞ”っていう思いを込めました。でも正直、書いたときのこととかあんまり覚えてないんですよね。ただ……昔から、空想の歌詞を聴けば、三浦の状態が大体わかるっていうのがあって。


岡田:(笑)バレる。


三浦:あぁ失恋したなとか、ちょっと調子いいんだなとか全部バレちゃう。これも社会復帰ツアーやったあとに作ったので、“これからは俺がみんなを引っ張る!”みたいな気持ちになってたってことだと思います。……たぶん(笑)。何でもアリって感じになったので……それで、失敗したら、ゴメンすべったわ、次頑張ります!って言えるっていうところは、ちょっと強くなりました。失敗したときの責任の取り方も、10年で学びましたので。責任はちゃんと取るんで、フルスイングするぜ!と。


──今の空想の、責任の取り方というと……。


佐々木:取り方というか、三浦くんに責任の手綱を持たせると、やっぱり守りに入っちゃうので。三浦くんは野放しにしてたほうがいいというふうになりましたね(笑)。


岡田:ですね。三浦くんを解き放って、「走り回ってて!」って(笑)。


佐々木:「もう自由にやってよ!」って野放しにするほうが、バンドもいい状態になるし。


岡田:そのほうが、単純にウチらも楽しいし、自由になれるしね。


佐々木:そうそう。もちろんそれはテキトー(にやる)って意味ではなくて、好きにやるぶん、責任もバンドが取るよっていうことです。休止前は会社にも所属してたけど、今は全部自分たちで決めて、失敗しても自分たちのせいなんで。そこらへんの責任の重さも取り方も、以前とは違う。空想委員会には、今のやり方の方が合ってんだろうなっていう気はします。


三浦:あー、そうだ、そうですね。以前は、失敗したときに謝るのは会社だったんですよ。俺が失敗したら会社の方がごめんなさいって言ってたのが、今は自分でごめんなさいって言えるのが、けっこう楽かもしれないです。会社の方が謝ってるところをけっこう見てたので、たぶんだんだんと縮こまって、80点を目指すみたいなクソつまんねーヴォーカルやってたんですけど、今は、120点取ろうとして失敗しても、「ごめんなさい!次頑張ります!」って僕が言える。それは、すごく健全ですね、やってることとして。自分で謝ったほうが楽。そこは今気づきました(笑)。次頑張りますって言えるのは大きいかもしれないですね。

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LIVE INFORMATION

空想委員会
デビュー10周年記念
【世渡り下⼿の伝え⽅ツアー】

2022年6月19日(日)
福岡INSA

PROFILE

空想委員会

三浦隆一(Vo,Gt)、佐々木直也(Gt)、岡田典之(Ba)による3ピース・バンド。2010年結成。2011年12月28日、アルバム『恋愛下手の作り方』でインディーズデビューし、 2014年6月にはアルバム『種の起源』でメジャーデビュー。 以降、コンスタントな作品リリースとライヴツアーを重ねる。2019年1月にはベスト盤『空想録(二〇一一 − 二〇一八)』をリリース、同年4月1日をもって当時の体制での活動を終了。2年間の活動休止を経て2021年4月15日、活動再開を発表し、6月からはライヴツアー【社会復帰】を敢行。そして12月29日、通算4枚目のオリジナル・フルアルバム『世渡り下手の愛し方』を発表した。同作を携え、現在、全国15カ所を廻るデビュー10周年記念「世渡り下手の伝え方ツアー」を開催中。